長生きリスクという言葉を聞かれたことはありますでしょうか。
退職後にそれまでに蓄えた資金に退職金を加えた老後資金と公的年金で何歳まで生活できるかを計算し、その年齢を超えてもなお自身の寿命が続いた場合に老後資金が底をついて生活資金が足りなくなってしまうリスクがあります。
このリスクを低減するために、例えば出来るだけ長く働き続けたり、現役時代も含めて資産運用をして老後資金を殖やすことを考える必要があります。
あるいは公的年金だけで生活出来るように早くから生活コストを抑えることも有効だと思います。
但し、年金収入や預貯金だけですと、インフレが続いた場合の対応が困難になります。
そのため、株式や不動産による運用を続ける方が良いと思います。
高齢になるにつれて安全資産の比率を上げる方が良いと一般的に言われていますし、私もこれまでの資産運用失敗の経験から高齢になっての運用失敗は致命的になり兼ねないと思います。
ただ、国内金利の低さを考えますと果たして資産の大部分を預貯金や国内債券で運用するというのも疑問です。
私の場合、老後をイメージしますと今と同じように分散投資を継続しているのではないかと思います。
一方で富裕層の方々はどうでしょうか。
資産運用は複利の効果が大きいと言われており、運用が長期になればなるほど資産の殖え方は大きくなります。
ほとんどの場合、長生きすることで益々資産は殖え続けるでしょう。
また、相続税による資産減少の影響は大きいですし、長生きすればそれだけ相続税対策のための時間稼ぎが出来ます。
これらのことから富裕層の方々にとっては長生きはむしろメリットになります。
豊かになる日が来ることを夢見て頑張りましょう!
そして、長生きをリスクでなくメリットにしましょう!
なお、特定の金融商品の売買を勧めるものではなく、投資は自己判断でお願い申し上げます。
ではでは。