姑息な増税⁈(2023.11/19)

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

米国の物価上昇もようやく落ち着きを見せてきました。

これを受けてグロース株の上昇期待が高まってきました(笑)

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さて、インターネットを見ていますと少し前から「増税メガネ」という言葉をよく目にするようになりました。

どなたのことかはここでは触れませんが、今年の流行語のひとつと言えるのではないでしょうか(笑)

以前にこのブログでも書きましたが、所得税法上損益通算が認められる事業所得に係る事業規模の見直しであったり、小規模事業者や小規模事業者と取引の多い事業者に大きな影響を及ぼす消費税のインボイス制度であったり、所得税法上の配当控除制度の改正であったりと姑息な増税が多いように感じます。

また、個人に直接関係するものではありませんが、昨今見直しが検討されている外形標準課税の増税議論についても弱い者イジメの様相を呈しているように感じます。

これらは企業や個人の競争力強化という側面よりも、国会議員という安住な地位を頑なに守りたいだけという保守的な意図が透けて見えます。

確かにこれまで日本は与党が選挙対策目的で規制強化等により大企業はもとより既得権を持つ中小企業を生かさず殺さずというようなその場しのぎの政策を繰り返してきました。

国力が高かった時代はそれで上手く機能していたのかもしれませんが、その結果、企業も個人も競争力が低下し、連れて日本の国力が著しく下がり続け、日本円の価値がだだ下がりしてしまい、日本人の給与が先進国の中では下位に陥り、最近になってGDPでドイツに抜かれ、近い将来インドに抜かれるのも時間の問題です。

にもかかわらず、昔の感覚のまま、海外援助と銘打って気前よく海外に現金をばらまき、国内では増税という形で弱い者イジメというのは本当に国家としてのあるべき姿なのでしょうか。

未だ日本にも住みやすさや良い面が残っていることもあり、また、近年中国経済の悪化に伴い、棚から牡丹餅的に日本が世界から注目される(日本がこれまで以上に欧米に利用される(笑))ようになってきましたが、ゆでガエルよろしくこのまま甘んじていると、さらにその付けが近い将来に我々のような弱い国民に回ってくるのではないかと思います。

本当に良い国かどうかというのは、国力が強く、国家が安定している時期に、将来を見据えて何を実行するかで本来評価されるべきであると思います。

長きにわたり国内で規制強化を敷いて、国際競争力が弱くなった時点で、リスクを民間企業や個人に押し付けても企業や個人が取れる策はもう限られるように思います。

それならば、思い切った恒久減税等をした上で、自己責任論を持ち出すのが筋と言えるのではないでしょうか。

日本は全員が不幸になる社会主義国家モドキを目指しているのでしょうか。

ここまで長々と書きましたが、これを読んでいただいている方々には、個人においても自分自身が好調な良い時期に将来を見据えて何を実行するかでその人の価値が決まるのではないかということをお伝えしたかったのです。

人間は弱い生き物ですし、また、日本は高齢化が進んでしまったこともあり変化を嫌うその国民性が邪魔をして、切羽詰まった状態でないと、なかなか動き出せない感じになっていますが、そうなってしまった時には取れる策も限られるため、逆に身動きが取れなくなり、ジリ貧になるしかないのです。

そうなってしまっては時すでに遅しなのです。

もちろん変化にはリスクを伴いますし、それ相応のパワーやエネルギーを要しますので、わざわざ何事もない時に好き好んで自分自身に対して変化を強いるのは強い抵抗感を覚えますが、変化を取り込む見返りとして強さや経験、そして、思考力が得られるのではないかと思います。

ぜひ皆さんには、例え未来の日本が沈んでしまうことになったとしても(既に沈みかけているようにも感じますが…)、何とか個人ではしぶとく生き残れるようにあらゆる選択肢を視野に入れて頑張っていただきたいと思います。

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なお、特定の金融商品の売買を勧めるものではなく、投資は自己判断および自己責任でお願い申し上げます。

ではでは。