ポートフォリオに自己投資も追加しとく?(2022.3/13)

今年に入りアメリカの物価の大幅上昇からFRBによる利上げ懸念、さらにはウクライナ情勢による物資の供給不足の問題が長期化する懸念もあり、金融市場はまさに混沌としています。

このような状況において、予想屋のごとく一発勝負することを考えておられる方もいらっしゃるかもしれません。

私も若い頃なら、よく人生逆転を考えていましたので一発勝負に出たかもしれません。おそらくその可能性は高かったのではないかと思います(笑)

しかしながら、大きな冒険をできるほど私も若くはないので今は静観を貫く予定です。キャッシュポジションがほとんどないということも大きいのですが…(^_^;)

とは言え、積立投資は継続中です。

さて、今日は自己投資について私の考えを書かせていただきます。

前回も書きましたが、これまで以上に、金融資産への投資だけでなく、自分自身への投資も考えなければならない時代に入った可能性があります。

特に若い方々はこれから先の人生が長いため、あらゆるケースを想定しておく必要があるのではないでしょうか。

FIREを目指して頑張っておられる方やもう既にFIREを達成された方は、人生の最期までFIREを貫き通せれば問題ありませんが、特に若い方については将来の人生が長いだけに想定外の事態が起こる可能性も高いと言えます。

また、若い人ほど、自己投資すれば投資回収出来る年数も長いため、費用対効果が大きいと言えます。なお、ここで言う投資とは資金の投資だけでなく、時間の投資も含みます。

個人的には若い時の1年は100万円以上の価値があると思います。もし若い頃に戻れるならば1年間(1歳)につき100万円以上払う価値があるのではないかと思います。それくらい若さには大きな価値があると思います。

日本人の宿題 歴史探偵、平和を謳う (NHK出版新書 668 668) [ 半藤 一利 ]

価格:968円
(2022/3/13 20:21時点)
感想(1件)

私自身、若い時はほとんどお金がありませんでしたが、今と比べて時間はありました。

時間の無駄遣いは若者の特権だと思います。その時は無駄だと思っていたことが、意外にも将来に活きてくることがありますので、まずは前向きに考えてみることが必要ではないでしょうか。

さらに、失敗も若者の特権だと思いますので、失敗を恐れずに挑戦することが大切だと思います。

また、ある程度の年齢になって資金的に余裕があるケースでは、自己投資するにしても逆に張り切りすぎない方が良いように思います。

先ずは自分の強みを知り、その強みを最も活かせて、最大限に生産性を上げるにはどのような選択肢があるのか、また、果たしてその強みをブラッシュアップする必要があるのかないのかといったことを考えることは有意義だと思います。

それと若い時には気付きにくいのですが、健康への投資はかなり重要だと思います。

長生きすることで、金融資産については複利効果が大きくなりますし、健康な時の方が人的資産についてもパフォーマンスを上げやすいと思います。

非常事態に陥ってしまうと余裕がなくなると思いますので、少しでも余裕のあるうちに、あらゆる資産(自分・金融・時間 等々)について、如何に大きなパフォーマンスを上げられるかを是非とも考えましょう!

なお、特定の金融商品の売買を勧めるものではなく、投資は自己判断でお願い申し上げます。

ではでは。

FIREのハードルが上がるかも⁈(2022.3/12)

ウクライナ情勢の行方が全く見えません。

これまで想定外のことが起こってきましたが、これからも想定外のことが起こっても不思議ではありません。

報道等により日本人が常識と考えていることが全く通用しない人々が実際に存在していることを目の当たりにしています。

新型コロナが中国やヨーロッパで流行り始めた2020年2月頃に、新型コロナの感染が世界で数億人規模にまで拡大し、これだけ長期間に渡り新型コロナと共存しなければならないことをどれくらいの方が予想出来たでしょうか。

今回のウクライナ情勢の影響についても多くの日本人が現在予想しているよりもかなり悪化する可能性があるかもしれないと想像しておくことは重要だと思います。

例えば現実的な問題としてスタグフレーションもそのひとつです。

これまでロシアから資源や食糧等の輸入の多くを頼ってきたヨーロッパの国々はスタグフレーションに陥る可能性があります。

ここ一週間においても資源や食糧の相場の値動きが一段と激しさを増しています。

今後、情報そのものについて真偽の判断が難しくなっていくと思いますし、投機筋が仕掛けることも多くなっていくように思います。

こういう時は投資について考えても無駄なので考えないという選択もあるのかもしれませんが、思考停止に陥ることは危険だと思います。

私はこれまで資産運用についての目的をFIRE達成ではなく、むしろ生活防衛的に考えてきました。

おそらくFIREを目指しておられる方は私の考えに対してあまり肯定的でないかもしれませんが、分散投資という意味でアセットアロケーションとポートフォリオという運用スタイルについてのメリットを知っておくことは無意味ではないと思います。

以前にも投稿しましたが、私は若い頃に個別株で大きな損失を出し、素人が気軽に手を出して勝てるような甘いものではないことをその時に痛感しました。

そのようなこともあって、それからはアセットアロケーションをどうするかを最初にじっくり考えて、それに従った分散・積立投資をある程度まとまった年数の間、機械的に続けました。

これにより、否が応でも資産の大きな値動きが見えるようになったので、数年前からは逆に積立のウエイトを減らして、再び個別株に回帰している状態です。

シャイロックのユダヤ商法7カ条。財産3分割ポートフォリオ理論、シャイロキアンのヴェネツィアウォーク。【電子書籍】[ 姉崎慶三郎 ]

価格:439円
(2022/3/13 01:27時点)
感想(0件)

確かに昨年のピーク時と比較してかなり下げた銘柄もあるにはありますが、若い頃と違って狼狽売りすることはなくなりました。

最近は感覚で資産運用するようになったと思いますが、自分のスタイル(というよりもズボラな性格)に合った銘柄を感覚的に選択しているのかもしれません(笑)

もし、今後スタグフレーションになるようなことがあれば、おそらくFIRE達成のハードルはますます高くなるでしょう。

というより、そもそも普通に生活すること自体のハードルが上がります。

その意味においては資産運用も大切ですが、これまで以上に自己投資が重要な時代に入ってきたのかもしれません。

なお、特定の金融商品の売買を勧めるものではなく、投資は自己判断でお願い申し上げます。

ではでは。