FIREのハードルが上がるかも⁈(2022.3/12)

ウクライナ情勢の行方が全く見えません。

これまで想定外のことが起こってきましたが、これからも想定外のことが起こっても不思議ではありません。

報道等により日本人が常識と考えていることが全く通用しない人々が実際に存在していることを目の当たりにしています。

新型コロナが中国やヨーロッパで流行り始めた2020年2月頃に、新型コロナの感染が世界で数億人規模にまで拡大し、これだけ長期間に渡り新型コロナと共存しなければならないことをどれくらいの方が予想出来たでしょうか。

今回のウクライナ情勢の影響についても多くの日本人が現在予想しているよりもかなり悪化する可能性があるかもしれないと想像しておくことは重要だと思います。

例えば現実的な問題としてスタグフレーションもそのひとつです。

これまでロシアから資源や食糧等の輸入の多くを頼ってきたヨーロッパの国々はスタグフレーションに陥る可能性があります。

ここ一週間においても資源や食糧の相場の値動きが一段と激しさを増しています。

今後、情報そのものについて真偽の判断が難しくなっていくと思いますし、投機筋が仕掛けることも多くなっていくように思います。

こういう時は投資について考えても無駄なので考えないという選択もあるのかもしれませんが、思考停止に陥ることは危険だと思います。

私はこれまで資産運用についての目的をFIRE達成ではなく、むしろ生活防衛的に考えてきました。

おそらくFIREを目指しておられる方は私の考えに対してあまり肯定的でないかもしれませんが、分散投資という意味でアセットアロケーションとポートフォリオという運用スタイルについてのメリットを知っておくことは無意味ではないと思います。

以前にも投稿しましたが、私は若い頃に個別株で大きな損失を出し、素人が気軽に手を出して勝てるような甘いものではないことをその時に痛感しました。

そのようなこともあって、それからはアセットアロケーションをどうするかを最初にじっくり考えて、それに従った分散・積立投資をある程度まとまった年数の間、機械的に続けました。

これにより、否が応でも資産の大きな値動きが見えるようになったので、数年前からは逆に積立のウエイトを減らして、再び個別株に回帰している状態です。

シャイロックのユダヤ商法7カ条。財産3分割ポートフォリオ理論、シャイロキアンのヴェネツィアウォーク。【電子書籍】[ 姉崎慶三郎 ]

価格:439円
(2022/3/13 01:27時点)
感想(0件)

確かに昨年のピーク時と比較してかなり下げた銘柄もあるにはありますが、若い頃と違って狼狽売りすることはなくなりました。

最近は感覚で資産運用するようになったと思いますが、自分のスタイル(というよりもズボラな性格)に合った銘柄を感覚的に選択しているのかもしれません(笑)

もし、今後スタグフレーションになるようなことがあれば、おそらくFIRE達成のハードルはますます高くなるでしょう。

というより、そもそも普通に生活すること自体のハードルが上がります。

その意味においては資産運用も大切ですが、これまで以上に自己投資が重要な時代に入ってきたのかもしれません。

なお、特定の金融商品の売買を勧めるものではなく、投資は自己判断でお願い申し上げます。

ではでは。