見切り千両、損切り万両(2023.2/19)

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

米国のインフレはなかなかにしぶといようですね。

日本人の私にとっては理解に苦しみますが、アメリカ人はまるで借金してでも消費が優先されるような感覚です(笑)

その意味では、日本よりも米国の方が景気対策はやりやすいのかもしれません。

日本人は金融緩和をしても、貯蓄が身体に染み付いてしまっているので、経済は低迷したままです…(^_^;)

まあ、米国の場合は自国の経済が低迷すれば、アジアを踏み台にして強引に自国の景気対策を進めることも可能でしょうから(笑)

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ところで、2022年11月20日にブログの中でウォーレン・バフェットが台湾の半導体製造大手TSMCの株式を取得したと書きましたが、米バークシャー・ハザウェイが2月14日に届け出た2022年末時点の保有銘柄リストによると、10〜12月期にTSMC株の保有株式数を9割近く減らしていたことが判明したそうです。

ウォーレン・バフェットも少し先走り過ぎたと思ったのか思わなかったのか定かではありませんが、アクションの早さは見習うべきところがありそうです。

「見切り千両、損切り万両」という相場の格言がありますが、ウォーレン・バフェットもひょっとしたら損失が膨らむ前に早々に手仕舞ったのかもしれません…(^_^;)

米国が金融引き締めを実行している最中に半導体関連銘柄に手を出す勇気は私にはありませんでした。

とは言え、今後、半導体関連株銘柄の買い場が訪れるとも言い切れませんが…(^_^;)

まあ、まあ、焦らずにゆったり行きましょうや(笑)

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今のこの時期は確定申告でもしながら、納め過ぎた税金を取り戻しましょう!

今日は身内の分も含めて確定申告書の作成で一日が終わってしまいました…(^_^;)

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なお、特定の金融商品の売買を勧めるものではなく、投資は自己判断でお願い申し上げます。

ではでは。

原点のズボラ投資に回帰するかも(2023.2/12)

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

先週末は日銀新総裁として、元日銀審議委員で経済学者の植田和男氏が選任されるというサプライズがありました。

市場関係者の間でも意外だったようで、ドル円の為替が大きく動く場面がありましたが、植田氏のこれまでの経歴や功績等が明らかになるにつれて為替相場も値を元に戻すとともに落ち着きました。

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すぐに金融引き締めに動くことはなさそうですので、明日のマーケットもそれほど大きな動きをすることはないかもしれませんね。

ただ、これまでのように日銀が長期国債を買い支えて長期金利を抑えるようなYCCをいつまでも続けることは難しいのではないかと思いますので、いずれは金融正常化に向けて舵を切る日が来るのではないでしょうか。

そのため、今回の日銀新総裁の決定を材料にすぐに何かに投資する選択については私の中ではなくなりました。

実際の金融政策の動向を見ながらその都度考えたいと思います。

私のプライベートでも今年に入ってから本当にいろんなことがあって、投資に関しては思考停止に陥りつつあります…(^_^;)

そんなこんなで、個別銘柄について検討する余裕がなくなり、ここに来てあらためて原点回帰でズボラ投資を続けるつもりです。

私の中では、今年は例年よりも積立NISAの投資枠を消化出来そうな気がします(笑)

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なお、特定の金融商品の売買を勧めるものではなく、投資は自己判断でお願い申し上げます。

ではでは。

2024年から始まる新NISAどうする?(2023.2/4)

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

今週、米連邦公開市場委員会(FOMC)は1月31日-2月1日に開催した定例会合で、政策金利を0.25ポイント引き上げることを決めました。

これは市場の予想どおりでしたので、株価等に大きな影響を及ぼすことはなかったですが、同じく今週発表された1月の米雇用者数が予想を大きく上回る51.7万人増で、失業率は3.4%と53年ぶりの水準に低下というサプライズな結果が出ました。

これにより、一気にドル高が進み、現在は1ドル=131円台前半になっています。

思った以上に米経済が強いことを示しており、米国のインフレ封じ込めにはハードランディングによるリセッションしか選択肢がないのかもしれませんね…(^_^;)

もし起こるとすれば年前半と言われていた米国のリセッションですが、今では後ずれする可能性も出てきました。

このような状況ですので、悲観的な意見も未だ少数であり、しばらくは日経平均株価も一定のレンジの中で落ち着いた動きをするかもしれませんね。

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買い場はしばらく先の様相を呈してきたように思いますので、私も今のところ静観を決め込んでいますが、もし近い将来、相場に動きがあるとすれば、次期日銀総裁が誰になるのか固まる頃でしょうか。

ここで相場が動けば購入したい銘柄候補のいくつかを決めていますが、ただ、その時にその銘柄が思うような動きをしてくれるかどうかが問題です(笑)

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さて、米経済のリセッションも未だ時間がかかりそうということで、今週は2024年から始まる新NISAについてどうしようかと考えていました。

年間投資上限額が成長投資枠240万円、つみたて投資枠120万円と大きく拡充されることから、資金に余裕のある方々にとっては大きなメリットになると思います。

私の場合は現行NISAにおける年間40万円の積立投資の枠さえも消化しきれていませんので、あまり考える必要もないのですが、もし多額の余裕資金があればということで半ば空想の世界に浸っていました(笑)

結論ですが、投資の腕に自信がない場合はつみたて投資枠はもちろんのこと、成長投資枠もつみたてNISAを対象とする投資信託の中から好みに合わせて選ぶのが良いのではないかと思いました。

逆に高い投資技術を持っている場合は、成長投資枠については投資する時期に応じた銘柄を選ぶのが良いのではないかと思いました。(投資したい銘柄に合わせて投資のタイミングを見極めても良いかもしれません。)

まあ、私の場合は資金に余裕が無いため、2024年においても、つみたて投資枠さえ使い切ることなく、ちまちまと投資信託が買えたり買えなかったりを繰り返しているように思います(笑)

新NISAで積み立てる具体的な投資信託の商品はもう決まったのですが…(^_^;)

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なお、特定の金融商品の売買を勧めるものではなく、投資は自己判断でお願い申し上げます。

ではでは。

今年は日銀の動向に注目(2023.1/29)

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

先週は全国的な大雪で交通網がマヒしてしまったようで大変でした。少なからぬ影響を受けられた方々は本当にお疲れ様でした。

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さて、昨年から値上げラッシュが続いていますが、1月23日には東京電力が家庭向け電気料金について、平均29.31%の引き上げを経済産業省に申請し、6月の適用を目指すそうです。

昨年は食料品等で5%~10%の値上げを行うというニュースをよく耳にしましたが、約30%の値上は相当なインパクトがあります。

地球温暖化で日本の夏は年々気温が上がっているように感じますし、節電するにも限界がありますので、もし値上がりしたとしても電気は利用せざるを得ない感があります…(^_^;)

エネルギー価格は高止まりの状態ですので、仕方ないと言えばそれまでですが、国が防衛費増額をと訴えているのと同じように我々庶民にも生活防衛費(税金や社会保険料の減額)が必要だと思うのですが…(^_^;)

その一方で、「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングは1月11日に国内正社員ら約8,400人を対象に年収を最大で4割引き上げると発表しました。

確かに日本は年々国際競争力が落ちている中で、給与年収を他の先進諸国に近づけていかないと外国人は昔のようにわざわざ日本に来て働こうとは思わないですし、日本の若者たちも海外へ出て稼ごう!となってしまいます。

柳井正会長兼社長はかなり以前から日本の競争力低下に警鐘を鳴らしておられましたので、相当な危機感を持っておられたその裏返しの判断なのかもしれません。

また、国は防衛費を法人税増税で賄おうといった議論をされていますので、法人税で持っていかれる前に企業内の待遇を良くしてより魅力的な企業にするといった企業の防衛策と言えなくもないです。

企業も個人も、以前のようには国に頼れなくなってきているという意識が芽生えてきているように思います。

その意味でも社会保険料等含め、せめてこれ以上は増税せずに、国家運営に携わっておられる優秀なブレーンの方々には日本経済の競争力と成長力を強化するための戦略にその頭脳をフル回転していただくことを期待したいものです!

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ところで、最近はキャッシュポジションが残り少なくなりましたので、ようやく落ち着いて仕事に集中出来ています(笑)

残りわずかの貴重なキャッシュについては買い時をじっくり待ちたいと考えています。

昨年は米国の連邦準備制度理事会(FRB)の動向を注視していましたが、今年はFRBも大事ですが、それよりも日銀の動向がかなり気になります。

国内長期金利は利上げが進んだところでせいぜい1%前後くらいまでではないかと個人的に考えておりますが、国内金利上昇は日経平均株価を押し下げる要因になりますので、利上げがどれくらい進むかを見極めたいと思います。

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なお、特定の金融商品の売買を勧めるものではなく、投資は自己判断でお願い申し上げます。

ではでは。

スケベ心で初心に帰る(2023.1/15)

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

日経平均株価は年初から上値が重い展開が続いています。

米国の利上げが今後落ち着く思惑と日本の今後の金利動向の思惑が交錯していることもあり、今年は米ドル安に進む懸念から、しばらくはこの流れが続くのかもしれません。

我々日本人の多くは円安になっても材料高で業績悪化、円高になっても輸出高の伸び悩みで業績悪化と、どちらに転んでも悲観的になりやすいように思います…(^_^;)

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また、最近は米国のリセッションについて、いよいよ年前半に起こるのではないとの警戒感が出てきています。

みなさんはリセッションに向けての準備は万端でしょうか。

本来はキャッシュポジションをそこそこ確保すべきなのでしょうが、私はまるで逆走しています…(^_^;)

キャッシュポジションを増やすどころか、むしろ減ってきました。

いつものスケベ心を抑えきれずに先週はわずかながらも防衛関連銘柄に手を出してしまいました。

これまで、新型コロナ時に話題になったSaaS関連銘柄、新型コロナ回復時に話題になった海運銘柄、有価証券報告書に有名個人投資家の名前が上がって話題になった鉱業銘柄等、株価が急激に上がってもあまりこれらの銘柄に関心を持つことはなかったのですが、防衛関連銘柄は国策銘柄のひとつであり、国策という言葉に勝てずに軽いノリで思わず手を出してしまったのです…(^_^;)

購入した防衛関連の株価は既に高値ヨコヨコで上値も重く、今後の円高により株価が下がる可能性はありますが、長期間ほったらかしで寝かせておく予定です(笑)

とは言え、当初の戦略からは完全に逸脱してしまっていますので、あらためて初心に帰りたいと思います。

昨年暮れからずっと誘惑に負けてキャッシュポジションが着々と減っていますので、最近はリセッションが来るなら早く来て欲しいとさえ思うようになりました。

みなさんは自分自身に打ち勝つ自信はありますでしょうか。

私はまだまだ修行が足りないです…(^_^;)

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なお、特定の金融商品の売買を勧めるものではなく、投資は自己判断でお願い申し上げます。

ではでは。

キャッシュポジション約10%→約5%(2023.1/7)

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

今年の大発会は下げましたね…(^_^;)

昨年からの重い流れが、ご祝儀相場をどこかに追いやった印象です。

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年明けからこの1週間ほどの間に今年の株価予想があちらこちらで聞かれますが、強気ポジションの方々は2023年の年初の日経平均株価が安く、年末に向けて上昇する予想をされる方が多いです。

一方で弱気ポジションの方々は2023年には日経平均株価は3万円には届かず、大きな下落もあり得るということで、一定のレンジの中で上げたり下げたり冴えない動きをすると予想をされる方もおられます。

どちらに転んでも悔いの残らないような資産運用が出来ればと思います。

私が個人的にこの2023年に懸念しているのは国内の金利上昇と増税です。

この2つはどちらも株価を押し下げる影響があります。

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ところで、昨年秋ごろに私の金融資産の約10%あったキャッシュですが、昨年暮れからこの年初にかけて長期休暇もあって少し時間的な余裕がありましたので、ディフェンシブな高配当銘柄を買い増すためにおおよそ半分ほど使ってしまいました…(^_^;)

もう少しはっきりした買い場が訪れるまで待つつもりだったのですが、悪い癖が出てしまいました(笑)

早々にキャッシュポジションが約5%になってしまったわけですが、この方が精神的に落ち着くような気がします。

この残りの5%も今から半年持つかどうか…(^_^;)

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なお、特定の金融商品の売買を勧めるものではなく、投資は自己判断でお願い申し上げます。

ではでは。

新年明けましておめでとうございます。2023年の投資戦略(2023.1/1)

新年明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

近年、歴史的な出来事が目まぐるしい勢いで起こり続けましたが、2023年は平穏な明るい一年になって欲しいです!

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本日、初詣に行きましたが、この年末年始は他に出かける予定もないため、ゆっくりと今年の投資戦略について思い描いているところです。

今年の投資戦略を考える上で、注目したい材料として、日米の金利動向、国内の物価高、中国経済の行方等々です。

今年は未だ不安定な状況が続く可能性もあるように思いますので、ディフェンシブ株も検討しつつ、それだけだと景気が上向いた時に出遅れてしまいますので、グロース株も検討しています。

今年の購入候補銘柄として今のところ10銘柄ほどを検討中ですが、手許のキャッシュが少なく単元株単位での購入が厳しいため、一株単位からチビチビ購入できればと考えています…(^_^;)

あとは買い場がいつ頃訪れるのか、それとも訪れないのかが気になります。

買い場まで我慢できない性格なので、一株単位からチビチビ購入するのがストレスがかからなくて自分には合っています(笑)

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みなさんは今年の購入候補銘柄をもう決めておられますでしょうか。

良い買い場が訪れることを願っております。

それでは、みなさん、豊かになる日が来ることを夢見て頑張りましょう!

ではでは。

皆様、一年間お疲れ様でした。続2022年を振り返って(2022.12/29)

皆様、一年間、本当にお疲れ様でした。

今年の師走はバタバタしてまして、先日のブログはお休みさせていただきました…(^_^;)

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さて、先週の話になりますが、12月20日にはいわゆる日銀ショックがありました。

日銀が10年物国債利回り(長期金利)の「上限」を0.25%程度から0.5%程度に拡大すると発表したことで、株価が下落しましたが、ショックというよりはサプライズという印象でしょうか。

今回の日銀の発表に対して、どちらかというとマスコミはマイナスのイメージで報道していますが、国民の一定数はこの実質利上げについて前向きに評価しており、個人的には絶妙のタイミングだったように思います。

今後、日本でもインフレや利上げが進むことで、これまで以上に格差社会が進む可能性が考えられます。

バブルの頃を想像していただきたいのですが、全ての国民が豊かだったわけではなく、持てる者と持たざる者の間には相当の温度差があったように思います。

持てる者は資産運用でより豊かになり、持たざる者、特に借金をしていた方々はかなりしんどかったのではないでしょうか。(中にはマヒしてしまっている方もいらっしゃったかもしれませんが…)

そのため、今後は自己防衛としての資産運用が重要になるのではないでしょうか。

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ところで、2022年のマーケットを振り返ってみますと、なかなか厳しかったように思います。

米国の金融引き締めの影響が色濃く表れた一年でしたが、ロシアによるウクライナ侵攻や中国のゼロコロナ政策等々、これまでの世界とは一変したような一年でした。

私自身もこの一年間の運用成績は厳しかったです…(^_^;)

2022年の年初からブログを始めたことで、私自身、自分の資産運用を意識するようになり、ブログを始める前よりも金融商品の売買が増えたような気がします。

一年間を通して、どちらかと言えば売買が裏目に出ることが多かったような気がしますが、将来への種まきと割り切っています(笑)

一年前と比較しての運用成績は0.60%のマイナスです。

日経平均株価が、9.73%のマイナスでしたので、それよりはマシですが、結果的に国内の銀行預金にすら負けたという有り様です…(^_^;)

来年も難しい相場になりそうな予感がしますが、来年こそは少しでも挽回できればと思っています。

一年間、私のブログに付き合って下さった方々には心より感謝申し上げます。

皆様もよいお年をお迎えください。

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なお、特定の金融商品の売買を勧めるものではなく、投資は自己判断でお願い申し上げます。

ではでは。

税制改正について思うこと(2022.12/18)

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

先週は12月13日、14日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、大方の予想通り0.5%の利上げが決定されました。

しかしながら、今後も徹底したインフレ封じ込めを実行するというタカ派姿勢が維持されたことから翌日のNYダウは大きく下げました。

また、これにつれて先週の金曜日に日経平均株価は前日から524円下げました。

今週から年末にかけては薄商いが予想されることもあり、上値が重い状況が続くように思いますが、皆様はどうお考えでしょうか。

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先日の12月16日に公表された『令和4年度税制改正大綱』ではNISA(少額投資非課税制度)の拡充と恒久化が話題になっています。

また、高所得者層に対する課税強化も目を引きます。

新型コロナ禍の給付金等による国の財政悪化に加えて、防衛費増額、そして、インフレに伴う政治家や国家公務員の方々の給与アップのための予算確保も重要になってきますので、基本は増税路線に舵を切らざるを得ないのか…と思います。

改正NISAの内容を見て、私は「自己責任」と「弱者切捨て」という2つの言葉を連想しました。

令和版所得倍増計画である資産所得倍増プランの一環としての改正NISAや相続税法の生前贈与加算の見直し等が決められたと思いますが、そもそもの話として所得税やら社会保険料やらで給与所得の手取りが減っている中でNISA枠が大きくなっても実際の利用は限られるように思いました。

おそらく国としては非課税枠を拡充したのだから、あとは自己責任で老後資金を確保するようにというふうに解釈することもでき、将来に対するプレッシャーのようなものを感じるのは私だけでしょうか…(^_^;)

また、NISAを利用する場合、損失が発生しても損益通算できないことから、株式売買に係る確定申告は今後減っていく可能性が考えられます。

これは弱者切捨てを意味するとともに投資は自己責任でというふうに国から突き放された印象を持つのは私だけでしょうか…(^_^;)

今年8月に話題になった「会社員の副業収入が300万円を超えない場合は事業所得ではなく雑所得にする」を思い出しましたが、これも損益通算をさせないための方策であり、ただ結果的に今年10月には「所得に係る取引を記録した帳簿書類を保存すれば事業所得にできる」という修正案が出されたようです。

国としては超富裕層からはしっかり課税を強化し、また、国の手間がかかるので、弱者に対しては下手を打って出した損失をわざわざ損益通算しないでくださいと切捨てにかかっているように感じるのは私だけでしょうか…(^_^;)

とは言え、改正NISAについてはメリットを上手く活用して、最終的に日本と多くの日本国民の両方がもっともっと豊かになることを願っています。

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景気よし不景気またよし(2022.12/11)

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

先週の日経平均株価は、米国のリセッションを意識しつつも、利上げ疲れやリセッション疲れといった感じで、買い意欲は残しつつ様子見といった風に見えました。

そのような中、中国のゼロコロナ政策に緩和の兆しが見え、世界中の投資家の期待感が高まっているように感じます。

ただ、台湾の問題を抱えている限りは、これまでのように中国が世界の工場となることは難しいかもしれません。

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ところで、今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される予定で、大方の予想では0.5%の利上げが見込まれています。

米国の大手テック企業では大規模なリストラが断行されており、高騰が続いていた人件費も少しは落ち着きを取り戻すかもしれません。

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さて、冒頭の『景気よし不景気またよし』はご存知のとおり、経営の神様である松下幸之助翁の発言集に出てくる言葉です。

経営者は、景気が良い時はその恩恵を受けるため当然にプラスと考えますが、景気が悪い時、即ち、不況であってもこれを改革の転機としてプラスに考えられる経営者が良い経営者ということだそうです。

これは資産運用にも通じるものがあるように思います。

資産運用には攻めと守りがありますが、良い資産運用はその人の年齢や環境に応じた攻めと守りのバランスが取れていて、また、国内および海外の大きな流れに合わせたタイミングで資産を運用されているのではないでしょうか。

今年は難しい相場だったと言われていますが、来年もどうやら難しい相場が続きそうな予感がします…(^_^;)

私自身の今年のパフォーマンスが如何ほどか、あまり期待できそうにありませんので、来年は良い資産運用が出来ればと思います(笑)

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なお、特定の金融商品の売買を勧めるものではなく、投資は自己判断でお願い申し上げます。

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