皆様、いかがお過ごしでしょうか。
先週は日経平均株価が初めて5万円を超える記念すべき日となりました。
マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール [ マックス・ギュンター ]
価格:1760円
(2025/11/2 13:18時点)
感想(32件)
米国ではFRBの利下げが好感され、さらに、日本では日銀の金利据え置きが景気敏感株にとっては好材料になり、先週末の日経平均終値は52,411円まで上昇しました。
ここまで一気に駆け上がった感のある日経平均株価ですが、日本人投資家の多くがこの急激な上昇に追いつけてないのではないでしょうか。
というのも、好調なのは、データセンター関連、防衛関連、半導体関連、エネルギー関連等、一部の銘柄が日経平均を牽引しており、蚊帳の外に置いていかれている銘柄も多いからです。
私の場合は保有資金の大半を日本の個別株に投じていますが、このような地合いの良い相場環境の中にあっても、下落している銘柄も少なくありません…(^_^;)
恩恵に与る銘柄が限られているのは、日本人投資家全体の中で賢明な投資家が増えたことのあらわれではないかと思います。
投資家の目が肥えた成熟した株式市場では、何でもかんでも上がり続けるのではなく、将来期待される銘柄が買われ、そうでない銘柄は見向きもされないようになると思います。
だからこそ、上場企業も投資家に関心を持ってもらえるよう努力し続けなければならなくなりますし、資産をより有効活用するようになるでしょう。
先日も企業が従業員に対して厳しい姿勢をとるようになってきたという黒字リストラの話をしましたが、もとを正せば投資家が企業に対して厳しい目を持つようになってきたからではないでしょうか。
この緊張感のある関係性というのはバブル経済の頃にはなかったものであり、今後、日本が発展していくうえでも重要な要素のひとつと言えるかもしれません。
先週、日経平均が節目とも言える5万円を超えたわけですが、ここまでの道のりの中で幾度となくバブルだの暴落するだの言われてきましたが、このように常に警戒する声が出てくることも株式市場が成熟してきた証でもあると感じています(笑)
私自身、若い頃に経験した復活が困難とも言える負け組の状況と経済的に厳しい日々の生活の中で、常にインフレリスクに意識を向け続けてきたことを思い返すと、この日経平均5万円というのは、本当に感慨深いものがあります。
このブログを見ていただいている方々の中にも個人投資家の方が多くいらっしゃるかもしれませんが、日経平均5万円の捉え方は人それぞれだと思います。
ただ、私にとっては、日本人のマインドが変わるかもしれないと期待させるような、それほどインパクトのある金額のよう感じます。
これまで資産運用に全く興味を持ってこられなかった方々、それどころか毛嫌いされてきた方々にも、日本がこれまでとは少し変わってきたかもしれないと思っていただくきっかけになるような気がするのです。
自助努力を怠らず、世の中の流れをつかむことが出来れば、大きく踏み外す可能性は低くなるのではないでしょうか。
価格:1760円
(2025/11/2 11:58時点)
感想(0件)
なお、特定の金融商品の売買を勧めるものではなく、投資は自己判断および自己責任でお願い申し上げます。
ではでは。