金融リテラシーを身に付けましょう!(2024.4/14)

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

先週4月12日は1$=153円台まで円安が進み、およそ34年ぶりの円安ドル高水準を更新するという歴史的な日となりました。

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米国経済が強く、米国の物価が底堅く推移しているため、米国利下げ予想は後退しつつあります。

当初は米国の利下げは年6回あるかもしれないと期待されていたのが、年3回の利下げ予想に変わり、今では年1回の利下げや果たして年内の利下げはあるのだろうかといった声まで聞かれます。

そのため、米国金利は再び上昇が見られ、円安ドル高の流れに向かっています。

また、国内の新NISAでは米国や全世界に投資する動きが主流になっており、円を売る流れはしばらく続きそうです…(^_^;)

日本政府や日銀の市場介入の警戒感はありますが、この円安の流れを止めることは難しくなっているように思います。

日銀がドルを売って円を買い進めたとしても、機関投資家の肥やしになるだけで一時的な形で終わってしまうような気がします。

我々としては輸入物価の上昇が企業や家計に及ぼす影響を再び考えなければならない時期に来ているのかもしれません。

ところで、最近、SNSを利用した「なりすまし詐欺」による投資詐欺が問題になっています。

投資詐欺によって何千万円もの大金を失ったという被害者もおられるようです。

ご存知かもしれませんが、投資の神様ウォーレンバフェットがお金に関する大切なルールについて語った「第1のルールは決してお金を失わないこと。第2のルールは第1のルールを忘れないこと。」という名言があります。

長年にわたり苦労して築いてきた財産の大半を年老いてから失ってしまうとそれこそ致命的です。

若い頃はまだ現預金もそれほど無いですし、その大半を失ったとしても傷は浅く、将来働ける年数も長いので、やり直しが利きますし、授業料として割り切ることも出来ますが、年を取れば取るほど被害額も大きくなるような傾向にあり、人生に及ぼす影響は甚大です。

金融知識がないと誰かに頼りたくなる気持ちは理解できますし、実際、私も株式投資を始めたばかりの20代の頃は証券会社にアドバイスを求めたりしたこともあります。

ただ、最初から騙すことを目的としている者は多くの一般人よりもよく勉強していて知識があるのではないでしょうか。

そのため、詐欺に引っかかってしまうのは当然と言えば当然かもしれません。

誰もが知る大手企業でさえ地面師グループに50億円以上を詐欺で騙し取られる時代です。

詐欺かどうかを見抜くまではいかないまでも疑いの目を持つには、詐欺師以上に勉強して知識を身に付けるのが良いのではないでしょうか。

私の場合、今でも機会があれば金融機関の方々のお話は聞きますが、その話を鵜吞みにするというよりはその方がどれくらいのレベルなのか確認するというスタンスで聞いています。

その上で参考に出来そうなものがあれば、すぐに飛び付くのではなく、自分なりに更に調べて吟味するという過程をたどっているように思います。

そもそも他人の意見に対して常に冷ややかな自分がいるような気がします(笑)

高い金融リテラシーを身に付けて、致命傷を負うような大きな損失を被らないようにしましょう!

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なお、特定の金融商品の売買を勧めるものではなく、投資は自己判断および自己責任でお願い申し上げます。

ではでは。