繰り返されることと、繰り返されないこと⁈(2024.3/3)

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

先月2/22(木)に日経平均史上最高値を更新したと思ったら、先週末3/1(金)には日経平均ザラ場高値が39,990円と4万円まであと10円に迫る勢いでした(笑)

これまでの日経平均とは全く異なる外国株のような勢いさえ感じます。

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今年の年初にはエコノミストの方々も今年中に4万円は届かないのではという意見も散見されましたが、2ヶ月余りであっさりと専門家の方々の期待を裏切る値動きに、個人的には思うように流れに乗れない感が強い今日この頃です…(^_^;)

今年1/20に紹介させていただいた『「日経平均10万円」時代が来る! [ 藤野英人 ]』という書籍のタイトルがあながち吹っ掛けではないようにも思えてきました(笑)

強気な専門家が増えるにつれ、私が昔「とんでもないことを言うなぁ」と思った証券マンのことを思い出しましたので、その話をしたいと思います。

確かライブドアショックが起こる以前の頃だったと記憶していますが、その当時、株式相場が結構調子が良く、私も強気で国内小型株に手を出したりもしていました。

そんな時に担当していたある若手証券マンが「日経平均株価5万円もあり得ると言っているアナリストがいます」と言い出したのです。

私も株式相場に対して強気でしたし、今よりも当然若かったのですが、「営業トークとは言え、流石にそれはないよなぁ」と心の中で苦笑いしながら表向きは真顔で「へぇーそうですかぁ」と聞いていました(笑)

当時(20年くらい前)の証券アナリストが何を根拠に日経平均5万円と言ったのか全く興味なく聞きもしませんでしたが、現在の相場環境および現在の世界情勢の中の日本の立ち位置等を考えると、企業業績が今後も上向きで引き続き円安が維持されれば、来年以降にはなりますが日経平均5万円も可能かもしれないとさえ思えるようになってきました。

その当時と比べて私自身はどうかというとそれ程強気でもなく、インフレリスクを考慮してこれまで金融資産の多くを日本株に投資したまま保有を続けています。

日本国内にずっといると麻痺してしまいあまり感じなくなってしまっていますが、本来、人間は金儲けしたいという欲望を持った生き物であり、毎年インフレが起こり、基本的に株価も上下変動を繰り返しながら上がり続けるというのが自然な流れであると個人的には考えています。

そのため、歴史は繰り返すと言われるように人間という生き物は愚かであるが故にバブル経済を繰り返すのだと考えてきました。

しかしながら、日本は果たして例外なのか、あるいは日本政府や日銀の政策があまりに陳腐なのか、数十年もの間、デフレ脱却を果たすことが出来ませんでした。

これによって日本は世界に類を見ないほどの少子高齢化が進み、社会保障制度等の様々な面で問題が生じて、負のスパイラルに陥っています。

やはり若い世代が多く、人口年齢分布のバランスが取れていないと国が衰退することが明らかになったと思います。

そのため、今回ばかりは日本政府も日銀も多少インフレが行き過ぎたとしても、過度に水を差すようなことは流石に繰り返さないのではと半ば期待を込めて個人的に考えています。

これまでバブル経済と長期のデフレスパイラルという異常な時代を経験してきた日本だからこそ、これからはただただ良い時代が来ることを願っています(笑)

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なお、特定の金融商品の売買を勧めるものではなく、投資は自己判断および自己責任でお願い申し上げます。

ではでは。